GW後半戦、4連休なのでどこかに行かねば勿体ない精神で、小屋泊縦走によさそうな場所を考えた結果、八ヶ岳デビューしてきました。
ルート&小屋検討
今回はGWということもあり、公共交通機関利用を前提に考えました。そして後半4連休を活かして2泊3日で考えることにしました。
登山口
八ヶ岳の登山口はたくさんあり、バスでアクセスできる場所も多いですが、シーズンには時期が早いので少し限定されます。
私が調べた限り、バスでアクセスできる主な登山口はこんな感じ。麦草峠と白駒池がまだ使えません。
一番行きたかったのは「赤岳・横岳・硫黄岳」縦走ラインなので自動的に美濃戸口を採用。あとは北側or南側のどちらをセットにするか&どこまで行けるかで、北八ヶ岳の「天狗岳」目当て&さらに北上するのは距離的に難しいと思い、渋の湯を採用することにしました。
登山口 | 発着駅 | 路線 | 価格 | 運行時期 |
---|---|---|---|---|
美濃戸口 | JR茅野駅 | アルピコ交通・美濃戸口線 | 1500円 | 通年 |
渋の湯 | JR茅野駅 | アルピコ交通・奥蓼科渋の湯線 | 1600円 | 通年 |
稲子湯 | JR小梅駅 | 小梅町営バス | 800円 | 通年 |
麦草峠 | JR茅野駅 | アルピコ交通・麦草峠線 | 2000円 | 夏季のみ(2024年は7/13~) |
白駒池(麦草峠) | JR佐久平駅 | 千曲バス・白駒線 | 1990円(2030円) | 夏季のみ(2024年は5/25~) |
北八ヶ岳ロープウェイ | JR茅野駅 | アルピコ交通・北八ヶ岳ロープウェイ線 | 1500円 | 通年 |
蓼科山登山口 | JR茅野駅 | アルピコ交通・北八ヶ岳ロープウェイ線 | 1500円 | 通年 |
美しの森 | JR清里駅 | 山梨交通・清里ピクニックバス | 600円 | 夏季のみ(2024年は4/27~) |
山小屋
八ヶ岳は通年営業の小屋が多いですが、まだオープンしていない小屋もあります。今回ルート上にあって調べた小屋はこんな感じ。赤岳鉱泉&(本沢温泉orオーレン小屋)、赤岳展望荘&黒百合ヒュッテで検討したのですが、優先度が温泉ってことで赤岳鉱泉&本沢温泉になりました。
小屋 | 場所 | 営業期間 | 価格 | |
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赤岳鉱泉 | 美濃戸口から3時間 硫黄岳まで2時間 | 通年 | 1泊2食 13,000円 個室代 4,000円~ | 5月~10月入浴可 夕食のステーキが有名 |
行者小屋 | 美濃戸口から3時間 赤岳まで2時間 | 夏季 2024年は6/1~11/3 | 1泊2食 13,000円 個室代 4,000円 | |
赤岳頂上山荘 | 赤岳山頂 | 夏季 2024年は6/29~10/20 | 1泊2食 12,000円 | |
赤岳展望荘 | 赤岳-横岳間の稜線上 | 夏季 2024年は4/23~11/? | 1泊2食 13,000円 個室代 2,000円 | 夏場はお風呂あり? |
硫黄岳山荘 | 横岳-硫黄岳間の稜線上 | 夏季 2024年は5/25~11/9 | 1泊2食 14,000円 個室代 4,000円 | 6月~10月シャワー500円 |
オーレン小屋 | 桜平から1時間30分 硫黄岳・天狗岳まで2時間 | 夏季 2024年は4/27~11/3 | 1泊2食 13,000円 | 風呂有 |
本沢温泉 | 本沢温泉入口から2時間 硫黄岳まで2時間 天狗岳まで3時間 | 通年 | 1泊2食 10,000円~ 本館個室 11,000円 新館個室 12,000円 | 温泉あり |
根石岳山荘 | 根石岳の鞍部 | 夏季 2024年は4/27~11/23 ※冬季も期間営業あり | 1泊2食 14,000円 個室料金2,000円 | 夏場は風呂あり |
黒百合ヒュッテ | 渋の湯から2時間半 唐沢鉱泉から2時間 天狗岳まで1時間半 | 通年 | 1泊2食 11,000円 個室料金5,000円~ | 喫茶のビーフシチューが有名 |
高見石小屋 | 渋の湯から2時間 白駒池から50分 | 通年 | 1泊2食 9,500円 個室料金3,500円~ | 喫茶の揚げパンが有名 |
ルート決定
1日目 美濃戸口→赤岳鉱泉 予定時間3時間
2日目 赤岳鉱泉→赤岳→横岳→硫黄岳→夏沢峠→本沢温泉(※1) 予定時間6時間
3日目 本沢温泉→夏沢峠→根石岳→天狗岳(⇔西天狗岳)→中山峠→高見石小屋(※2)→渋の湯 予定時間7時間
※1.温泉を優先しないのであれば、赤岳鉱泉との組み合わせとしてはオーレン小屋の方が無難かなとは思います。本沢温泉の問題点として、天狗岳へのルートである白砂新道が冬季通行止めであり、夏沢峠・根石岳を経由する遠回りになるのです。
※2.天狗岳→渋の湯間は、時間次第で高見石小屋までは行かずに黒百合ヒュッテから下山するつもり。
予約
予約が必要だったのは、電車と山小屋。
山小屋は1カ月前の4月1日に予約をしたところ、問題なく予約できました。コースにまだ迷っていたのでオーレン小屋にも連絡したところ、既に個室はいっぱいで大部屋は空いていました。
そして電車。予約をすっかり忘れており4/14にあずさの座席を予約しようとしたところ、出発日の5/3は始発便以外、14時くらいの便まで満席状態でした。あずさは全席指定なので、席をとれなかった場合は座席未指定券で立ち乗りすることになってしまいます。初日は移動日だったので、美濃戸口へのバスも1本目に乗る必要はなくのんびりでよかったのですが、空いてないため始発(これもGWから臨時便で早い)になってしまいました。帰りの5/5の夕方便も並び席は予約できませんでした。
持ち物
今回ヘルメットを購入しました。長野県の着用奨励山域(無雪期)に八ヶ岳は入っていないのですが、雪がまだ残っていることやYoutubeで動画を見ていると赤岳・横岳はヘルメットを着用している人が多いんですよね。30L程度のザック(グレゴリーのアンバー34)を使っていて、中に収納できなそうだったので、外付け用のヘルメットホルダーも購入しました。
持って行くか非常に迷ったのは12本爪アイゼン。荷物の重さが全然変わる(2kg以上増える)ので、できれば持って行きたくないと思ってしまうんですよね。チェーンスパイクで足りるのかどうか、連日YAMAPで活動日記を読み漁っていたのですが、いらないという確信が持てなかったので、御守りだと思って持って行きました。結果使わなかったんですけど、こればっかりは仕方ない。
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