2024年7月、北アルプスのパノラマ銀座を3泊4日で縦走した時に宿泊しました。
宿名:徳澤園
プラン:相部屋・1泊2食付き
予約方法:電話予約
料金:¥15,620
2024年の営業期間は4/27~11/3予定。全日程の予約を受け付けています。普通のホテルのような部屋もあり。
GW明け時点で電話して予約できましたが、今確認すると10月頭まで休前日は埋まっているようなので、日曜夜だったからかもしれないです。実際宿泊日はかなり空きがありそうでしたが、6月末の大雨の影響で通行止めの遊歩道があったりと変則的理由によるものかもしれません。
立地
上高地バスターミナルから、ほぼ平坦な遊歩道をてくてく2時間ほど歩けば到着できる場所にあります。蝶ヶ岳への登山口である徳澤登山口のすぐ隣に立っています。色々な意味で山小屋と呼ぶのかは微妙なところ。
【山へのアクセス】
・蝶ヶ岳へ約5時間
・槍ヶ岳へ約7時間(横尾経由)
・奥穂高岳へ約7時間半(横尾・涸沢経由)
・北穂高岳へ約8時間(横尾・涸沢経由)
【他の山小屋へのアクセス】
・明神小屋へ約60分
・横尾山荘へ約70分
・涸沢ヒュッテ/涸沢小屋へ約5時間
建物・設備
山小屋とはとても思えない綺麗な建物と設備を備えており、どちらかと言えばホテルの方が近いし、ホテルと比較しても綺麗。
2F建ての建物に、相部屋の他、個室も10室以上あります。個室はしっかりホテル価格。一通りの設備は揃っており、どこもかしこも綺麗。水洗トイレはもちろんのこと、お風呂もあり、シャンプーやボディソープも使用可能。
寝床
相部屋といっても、山小屋のような感じではなくて、カプセルスタイルで個室感強め。布団一式は清潔で、シーツは自分で装着。アメニティとして歯ブラシ・耳栓・手ぬぐいがありました。
食事
食事は食堂で。普通にホテルのような食事がでてきます。個室利用の場合はさらに豪華になるようです。
翌日朝早く出発した、、というか朝食の時間が7時と山小屋としてはかなり遅いので、朝食はお弁当にしてもらいました。
チェックイン時に弁当希望を伝え、夕食中に寝床にお弁当が置いてありました。
売店・喫茶
売店は充実。飲み物やおやつはみちくさ食堂で購入可能。アルコール類も缶ビールなど色々な種類が売っています。ナッツが思ったより分量多くて、つまみによかったです。
写真は撮り損ねたのですがグッズ類の販売も充実していました。上高地グッズというわけではないのですが、以前から欲しいと思っていたCHAORASのスポーツてぬぐいの柄が充実していて購入してしまいました。
みちくさ食堂ではランチ営業もしていました。私が気づいたときには窯焼きピザしか売っておらず残念。
サービス
飲用水は洗面所でいつでも入手可能。アメニティとして歯ブラシあり。お風呂ではシャンプーやボディソープの備え付けあり。さらにはダイソンのドライヤーが置いてあってびっくりしました。
相部屋の場合は外に充電コーナー(無料)あり。ドコモの電波は問題なく入っていました。
TOKUSAWA BASEという別棟があり、宿泊者向けのラウンジとなっていました。テーブル、書籍、ウォーターサーバーがありました。ここにみちくさ食堂で購入したお酒とつまみを持ち込んでのんびり過ごしました。
眺望
山の上にあるわけではないので展望って感じではもちろんないですが、穂高が綺麗に見えます。晴れていればきっと星も綺麗に見えるのでしょう。(夜は残念ながら曇りで確認できず)
テント場
テント場(というかキャンプ場?)は小屋のすぐ近くにあり、芝生で広々しています。幕営代は1500円らしい。炊事場もあります。テントをはじめ各種レンタル用具もあるみたいです。
最後に
山小屋というよりはほぼホテルで、設備は清潔・食事はおいしい・お風呂がある・のんびり過ごせる空間あり、と素晴らしい滞在でした。価格をどう捉えるかは難しいと思いますが、北アルプスの山小屋としては標準的ですが山の上とは言い難い。一方で上高地のホテル相場はお高いのでこんなものかなという気もします。
あとはこの立地をどう使うか、なのかなと。今回は下山時に使用しましたが、次回同じルートを歩くなら泊まらずに上高地まで下山してしまうと思います。一方で前泊に使えると便利だとは思うものの、そんな優雅な日程を組めるのかが問題かなと。
最後に持って行くといいかなと思うものを書いておきます。
①充電のための道具
コンセントがあるので持って行けば充電ができます。
②タオル
洋室を除きタオルはついていません。お風呂があるので、タオルは持って行きましょう。
※手ぬぐいはあるのでなんとかならなくはないかも。
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