【登山1年生】立山三山を歩くDay0【計画編】

2泊3日 立山満喫計画

立山は登山始める前からのもともとの知識としてアクセスが面倒でお高いというのを知っていて、私の行きたい山上位にはなぜかいなかったのです。でも、登山している人で、立山推しの人って多いし、Youtubeでも非常に動画が多くて、、、結局行きたくなったものの、手配がなかなか大変でした。

ルート&小屋予約

2024年6月、とりあえずルートを考える前に小屋について調べたところ、とっくのとうに予約がはじまっているということを知りました。すでにめぼしい山小屋は10月まで3連休の空きはなし。9月の三連休を狙って定期的にHPを巡回して、6月の終わりに雷鳥荘を2連泊でなんとか確保。

立山は拠点さえあればコースはなんとでもなるかなと考え、具体的に計画を考えたり、交通手段を手配したりは9月になってからはじめました。

登山口

今回は立山の玄関口である室堂以外は考えませんでした。問題は室堂へのアクセスで立山黒部アルペンルートに富山から入るのか長野から入るのか、それだけ。詳細は交通手段にて。

山小屋

室堂周辺にはたくさんの山小屋がありますが、温泉付きを優先した結果三択になりました。さらにWeb予約できる方が巡回しやすく、実質みくりが池温泉雷鳥荘の二択に絞られました。第一希望はみくりが池温泉ではあったのですが、予約できず。次回またチャレンジしたいと思います。

小屋名場所営業期間(2025年)予約開始日(2025年)価格
らいちょう温泉
雷鳥荘
室堂から16分
4/15~11/24前年12/1~1泊2食12,500円~
(2名個室)16,000円
みくりが池温泉室堂から36分4/15~11/241/9~1泊2食12,500円~
(2名個室)15,000円~
雷鳥沢ヒュッテ室堂から48分4/15~10/121/15~1泊2食12,000円~
(2名個室)15,000円
室堂の温泉付き山小屋リスト

当初は室堂2連泊で考えていたのですが、9月に具体的ルートを考え始めた結果、1泊を剱岳周辺にしたくなりました。剱岳周辺の小屋はも当然三連休なのでどちらも満室状態。直前の空きを狙ってWeb予約が可能な剣山荘のチェックを続け、なんとか1泊確保しました。

小屋名場所営業期間(2025年)予約開始日(2025年)価格
剣山荘室堂から3時間40分
剱岳へ3時間
7/1~10/42/10~1泊2食14,000円
剣御前小屋室堂から2時間30分
剱岳へ4時間
4/26~10/194/1~1泊2食12,500円
剱澤小屋室堂から3時間20分
剱岳へ3時間20分
7/12~10/4前年12/27~1泊2食13,200円
剱岳方面の山小屋

立山、特に室堂の山小屋は予約開始日は早いので、早めの計画が必要です

ルート検討

室堂を起点に登れる山、コースが色々あり、2泊3日でも足りないくらいなんだなということを知ったのは、本腰入れてコースを考え始めてから。室堂を拠点に歩けそうなコースを色々調べて、ルートを検討しました。

候補

No.山等コースタイムコース説明
立山縦走6時間室堂をスタートし、立山のピーク3つ(雄山・大汝山・富士ノ折立)を縦走して、雷鳥沢野営場を経由して室堂に戻る周回コース。実際は道中の山小屋へ向かう。
立山縦走+別山7時間立山縦走で富士ノ折立から下山せず、真砂山を経由して別山(立山三山の一角)まで縦走してから雷鳥沢野営場を経由して室堂に戻る周回コース。
立山縦走
+浄土山
7時間立山縦走の前段に浄土山(立山三山の一角)を踏んでから一ノ越におりて、あとは立山縦走と同じ。
浄土山
+龍王岳
3時間20分室堂をスタートし、浄土山・龍王岳を縦走、一ノ越を経由して室堂に戻る周回コース。
奥大日岳5時間半室堂をスタートし、雷鳥沢野営場を経由して奥大日岳までピストンするコース。
五色が原10時間室堂をスタートし、浄土山、獅子ヶ岳と縦走して、五色が原までピストンするコース。これは日帰りでは厳しいので五色ヶ原山荘の予約ができればやりたかった。
室堂を拠点に検討したコース

まず、立山三山(立山、別山、浄土山)には登っておきたい3日目は軽めにするか、そのまま下山する必要アリ。だから、1日目か2日目に②立山縦走+別山で、3日目に④浄土山+龍王岳。まだ時間はある、、、と考えた時に剱岳が頭をかすめました。正直なところまだ登れる自信があるわけではないけど、1泊目を剱岳方面の小屋に変更できるならありか、と再び小屋予約に舞い戻りました。

結果、剣山荘の予約ができてしまったので、2日目は剱岳に挑戦することにしました。無理そうだったら登らずに引き返せばいいだけよと。もし剣山荘の予約がとれなかった場合は、⑤奥大日岳を採用したと思います。

ルート決定

1日目 室堂→立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)→別山→剣山荘 コースタイム6時間15分
2日目 剣山荘→剱岳→剣山荘→雷鳥荘 コースタイム8時間30分
3日目 雷鳥荘→浄土山龍王岳→室堂 コースタイム3時間50分

交通手段

室堂へのアクセスは立山黒部アルペンルートしかありません。長野県側は扇沢から、富山県側は立山からのアクセスになります。

今回は公共交通機関利用のため、行きは夜行バス以外の選択肢がありませんでした。夜行バスでアクセスする場合は、富山側でも長野側でも早朝に到着することには変わりないので、富山から入って長野に下山することにしました。その理由は3つあり、あまり迷う余地はありませんでした。

  1. 立山黒部アルペンルートは、立山-室堂間よりも立山-扇沢間の方が乗車代金が高い
  2. せっかくなので立山黒部アルペンルートを通し乗車してみたい
  3. 帰りは昼間なので、長野側から帰った方が東京まで近い

時期によってはそれこそ室堂直通の夜行バスも運行しているようですが、こんな直前だと予約も難しいし、価格もお高めにはなるようです。楽でよさそうですけどね。

立山黒部アルペンルート

チケットはWebで乗車日時を指定して購入することができ、さらに10日前に予約すると割引適用(秋割10)というのがあるため、事前に購入することにしました。

割引は魅力的ですが、通常の購入であれば前日15時までキャンセル無料ですが、早割で購入すると10日前からキャンセル料が1000円かかるので注意

さすがの3連休ということで9/2の購入時点で始発の空きはなく、もっとも早い7:40発を購入することとなりました。購入区間としては立山黒部アルペンルート(立山~扇沢)の前後の行程になる富山電鉄や信濃大町・長野までのバスもセットで購入することができます。富山駅~信濃大町の区間で購入しました。

往路:富山駅まで

立山黒部アルペンルートと同日に新宿-富山間の高速バスを手配。1名あたり約10000円でした。
富山駅からは電鉄富山に1時間ほど乗車して立山駅に向かうのですが、電鉄富山の発車時間に間に合うかだけは注意が必要。夜行バスなので5時過ぎに到着する予定となっており、特に困ることもありませんでした。

復路:扇沢駅から

扇沢駅から東京に帰る方法はいくつかあります。

  1. バス+新幹線
    長野駅までバスに乗り、長野駅から新幹線で東京へ。バスの乗車時間が2時間近くあるのですが新幹線が早い。ただし高い。
  2. バス+電車(あずさ)
    信濃大町駅までバスに乗り、あずさで新宿へ。バスの乗車時間は40分で、あずさが3時間強。価格は真ん中。
  3. バス+高速バス
    信濃大町駅までバスに乗り、高速バスで新宿へ。バスの乗車時間は40分で、高速バスの乗車時間は4時間半。時間はかかるけど安い。
  4. バス+電車+高速バス
    信濃大町駅までバスに乗り、松本まで電車に乗り、松本から高速バスで新宿へ。3でいいじゃないかと思うのですが、これのメリットは松本発の高速バスがとても多いことです。

今回は手配が遅かったので、あずさはもう空きがなく、コスパ重視で「3.バス+高速バス」を手配しました。高速代が1名あたり約6000円でした。

実際は思ったより早く下山できたので、バス待ち回避のために信濃大町発の高速バスをキャンセルして(当日でキャンセル料がほぼかからないのが素晴らしい)、「4. バス+電車+高速バス」に変更しました。松本からの高速バスは1名あたり4400円だったので最安ではありました。

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