【登山1年生】王滝口から御嶽山【剣が峰・摩利支天・池巡り】

もともとは泊まりで白馬三山縦走する予定でしたが、台風の影響で無念の取りやめ。日曜は天気よさそうで、車で遠出する元気ありということで御嶽山に行ってみました。

2024年8月11日(日)晴れ

05:10 田の原登山口
06:54 王滝頂上 休憩
07:28 御嶽山(剣ヶ峰)
08:10 二の池ヒュッテ お昼休憩
08:48 白竜避難小屋
09:16 三ノ池
09:41 飛騨頂上
09:43 五の池小屋 休憩
10:23 摩利支天山 休憩
11:23 二ノ池山荘 休憩
11:56 王滝頂上 休憩
13:16 田の原登山口

タイム8時間6分/距離12.7km/のぼり1,318m/くだり1,319m by YAMAP

御嶽山は10年前の噴火事故で有名な山です。正直なところ、登山をはじめるまではどんな山か全く知らなかったのですが、その3000m超えの大きな山様は遠くから(金峰山とか)でも目立って見えて、自然と覚えました。

御嶽山は一つの山を指すわけではなく、最高峰の剣ヶ峰(3,067m)をはじめとして、5つのピークがあります。また、5つの火口湖があり、一ノ池から五ノ池の名前がつけられています。コースを考える上では、これらをどこまで巡るのかがポイントになるかと思います。外したくなかったのが剣ヶ峰と五ノ池(五ノ池小屋)で、まずは剣ヶ峰に登ってから考えることにしました。

2014年の噴火以来入山規制が厳しく、現在は噴火警戒レベルは1なんですが、最高峰の剣ヶ峰に入れるのは7~10月までの間のみ。登山口(ルート)は4か所ありますが、最短距離ルートである田の原登山口から登ることにしました。このルートは噴火時に最も死者が出たルートで2023年7月末に9年ぶりに開通したそうです。道中はシェルターなどが設置されていて、噴火の影響を色濃く感じました。そして、ヘルメットの着用が努力義務となっています。

前日21時頃、田の原駐車場に到着。ビジターセンター横の駐車場は既にかなり埋まっているように見えました。帰りには路肩駐車が続いていたのでかなり混雑したようです。

5:10、日の出を待って出発。ビジターセンターには非常に綺麗なトイレがありました。すでにスタッフさんも活動中で登山者に対してヘルメット着用推奨等の活動をしていました。

駐車場から日の出を見る
とても綺麗なトイレあり

ビジターセンターの目の前には立派な鳥居があり、これから登る御嶽山がとてもよく見えます。朝日に照らされてとれも綺麗。

登山口
しばらく平坦な道が続く

5:19、10分ほど平坦な道を歩くと、王滝登山口に到着。ここから登山道になるようです。

王滝登山口
階段スタート

登山口から20分もかからずに森林限界を迎え、振り返るととてもよい景色が見えます。駐車場の時点で2,180mあるっていうのは強い。

振り返る

5:50、八合目に到着。信仰の山らしくいろんな像があったり、小さな避難小屋があったり。

色々な像
登ってきた道
避難小屋

ここから先は基本岩。よく整備された広い道ですが、結構しっかり登っていく感じがずっと続きます。

道は広い
階段も混じる

6:40、9合目に到着。ここにも避難小屋があります。やっぱり噴火対策なんでしょうね。道は相変わらず岩中心。

9合目避難小屋
王滝山頂が見えてきた

7:00、王滝山頂に到着。ここで休憩。いい天気ではあるんですが、下の方は結構雲があって霞んでいて、高度を感じます。
王滝山頂には立派な避難小屋とトイレ、そして神社がありました。YAMAP上にはトイレ表記なかったんですけどね。

王滝山頂から振り返る
王滝山頂避難小屋
トイレ
神社

次は御嶽山の最高峰である剣ヶ峰を目指します。ここからはとても歩きやすい道。陽射しが強くて暑い。

剣ヶ峰方面
シェルター
最後の階段

7:35、剣ヶ峰(3,067m)に登頂。山頂からは一ノ池、二ノ池、乗鞍岳、その先の北アルプスが見えました。
あまりスペースは広くなく、人も多いので、休憩は別の場所でした方がよさそう。

山頂標識
目の前の一ノ池
二ノ池と乗鞍・北アルプス

次は二ノ池を目指して下ります。池って言ってるけど、一ノ池も二ノ池もほぼ水はなさそう。

二ノ池への道
池沿いを歩いて二ノ池山荘へ

8:10、二ノ池ヒュッテに到着。二ノ池の近くにあるのは二ノ池山荘で、そこから少し進むと二ノ池ヒュッテ。二ノ池ヒュッテ前のベンチでお昼ご飯にしました。今回は初めて流水麺もってきたのですが、むっちゃ陽射し強い中で食べる冷たい蕎麦はむっちゃ美味しかったです。(写真撮り忘れた)

お昼食べたら、次は三ノ池を目指します。まずは白竜避難小屋までダウンアップ。

白竜避難小屋方面

8:50、白竜避難小屋に到着。これから目指す三ノ池が綺麗に見えます。

振り返って剣ヶ峰
三ノ池を目指して下る

9:20、三ノ池に到着。到着時は残念ながらガス。白竜避難小屋から三ノ池までの道はかなり険しかったです。基本は下りなのですが、結構段差のある岩場で、なかなかハードでした。今回一番歩きにくかった区間だったかな。

少しガスな三ノ池

ここからぐるっと三ノ池を反時計回りに上を歩きます。回っている間にガスも晴れてくれるはず。

三ノ池を回る道
晴れた三ノ池

9:30、継子岳方面との分岐に到着。当初の計画では継子岳も行くつもりだったのですが、暑さのせいか思った以上につかれている気がしたので、このまま五ノ池ヒュッテを目指すことにしました。結構下って登る道が見えてしまったんですよね(笑)

継子岳と四ノ池(水ない)
五ノ池ヒュッテ方面

9:45、五ノ池ヒュッテに到着。とりあえずコーラを購入してぐったり休憩。ここは来てみたかったんです。
宿泊者専用の素敵なテラスや喫茶があって、予約がとれれば泊まってみたいですね。

五ノ池小屋
摩利支天を臨むテラス席(宿泊者専用)

このまま白竜避難小屋に戻る気だったのですが、綺麗な摩利支天を見ていたら登りたくなってきたので、頑張ることにしました。

摩利支天乗越まではガレた道で斜度も結構あって疲れた身体には堪えます。摩利支天乗越からは摩利支天までピストンすることになるのですが、狭い道でちょっと歩きにくかったです。

ガレた道

10:30、摩利支天登頂。がんばった。けど、ガスガスでした。山頂は岩の上で、特段スペースがあるわけでもなし。岩の上で適当に休憩します。

山頂標識
剣ヶ峰方面

ここからは摩利支天乗越まで戻って白竜避難小屋へ。あとは行きと同じルートを戻っていきます。途中、剣ヶ峰は巻き道を使ってパスできるくらい。行きと違って真っ白な世界になってしまっていました。

剣ヶ峰の巻き道
花いっぱい咲いてました

13:16、田の原登山口に下山。結構下山も時間かかりました。だいぶ疲れていて、途中二ノ池山荘や王滝山頂で休憩してエネルギーチャージが必要でした。

累積標高約1,300mの割には疲れた印象。休憩時間長めとはいえ、約8時間の山行となりました。樹林帯はほぼないので、気温はそこまで高くなくても陽射しを浴び続けるのがきつかったのかもしれません。紫外線対策は大事です。

いつもの登山とは違う面も2つ。1つは十年前の噴火の名残が感じられること、もう1つは宗教的なところ。信仰の山というのは知っていましたが、参拝目的と思われるグループが結構いたり、お経あげている人がいたりといつもの登山とは違う空気を感じました。

次回行くときは、濁河温泉から五ノ池ヒュッテ宿泊で、ドラゴンアイを見てみたいですね。

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