2024年5月、八ヶ岳を2泊3日で縦走した時に宿泊しました。
宿名:赤岳鉱泉
プラン:1泊2食付き・個室
予約方法:公式HP
料金:¥1,3000 個室料金¥4,000(上の棟個室の場合)
2名で泊まったので、¥15,000/名。予約時には個室希望であることを伝えていますが、確約ではないです。
立地
南八ヶ岳の登山口の一つ、美濃戸口からのアクセスがよい山小屋です。南八ヶ岳の主脈である「赤岳・横岳・硫黄岳」への拠点として便利な場所にあります。
【登山口からのアクセス】
・美濃戸口から北沢ルートで3時間 ※最も近い赤岳山荘周辺の駐車場からであれば2時間。登山道は1時間10分で残りは舗装路
【山へのアクセス】
・硫黄岳まで2時間10分
・赤岳まで2時間35分 ※行者小屋・文三郎尾根経由
・赤岳まで2時間55分 ※行者小屋・地蔵尾根経由
建物・設備
200名収容可能な大きめな小屋です。個室も15室以上あります。テント場もあり。
全体的に広々しています。入口付近の食堂前には、マムートの展示のある談話室や自炊スペース。
奥にはミレーの展示がある談話室。こっちは本や雑誌、漫画があり。
トイレは男女別にあり、女性用で個室4つだったかな。
トイレ前の手洗い場は冬季閉鎖中で利用できず、アルコール消毒がおいてありました。歯磨き等に入口の飲料水を使うのはなんとなくしのびなかったので、外にある水場を使ってみました(違いがあるのかはわからず)
お風呂
夏場はお風呂に入れます。ちょうどGWから開始したようで入ることができました。確か18時まででした。
シャンプーやボディソープはNG。温度調整は自分でできるようになっていました。
個室
泊まった個室は、上の棟・個室です。スペース的には3名までなら余裕って感じかな。個室によって広さはいろいろありそうでした。電気あり、コンセントもありました。コンセントがあるとは思わず、充電用の道具は持って行っていなかったので未使用。
布団は、押し入れにある敷布団・掛け布団・毛布を好きなだけ使えるスタイルでした。
シーツ類はなし。不潔な感じはしませんでした。私はインナーシュラフを持参。
食事
受付横にメニューがありました。夕食は有名なステーキ。
夕食。ステーキはもちろん、野菜も美味しい。ご飯とスープはおかわり自由。初日は美濃戸口からここまで2時間歩いただけなのに、こんな豪勢なものを食べていいのかって感じです(笑)
朝食。夕食のようなインパクトはないですが十分。焼き魚も美味しかったです。
喫茶
昼過ぎに小屋に到着したので、お昼ご飯をいただきました。10:00~15:00が営業時間のようです。
カレー・牛丼・ラーメンが1,000円。カレーはなんと5種類ありました。食べたのは牛丼と味噌ラーメン。缶ビールは4種あったかな。種類豊富。小屋の中でも食べられます。
サービス
飲料水は小屋入口にあり、セルフで特に限りなく使えました。また、食堂にはお茶があり、自由に飲むことができます。
特筆すべきはWifiと充電かなと。山小屋でフリーWifiがあるところははじめてでした。Docomoの電波はかなり悪くてほぼ不通だったのですが、Wifiのおかげでネットが使えてよかったです。
充電は部屋にコンセントがありましたが、食堂にケーブルさえあれば充電できるようになっている場所もありました。
眺望
小屋の前からの眺望はそんなにないです。テント場方面に下りるともう少し見えるかなっていうくらい。あとは結構歩くしかないと思われます。
最後に
全体的に山小屋というレベルは逸脱している気がする山小屋でした。価格がお高めですが、食事と設備に反映されているように思いました。歩き疲れた後にぜひ泊まりたいなと思ったけど、どうルート組めばいいんでしょうね…。
GWでしたが、いっぱいではなかったです。個室の混雑具合まではわかりませんが、大部屋はまだまだ空きがあるように見えました。まだ雪があるせいなんでしょうかね。
最後に持ち物について書いておきます。
①充電のための道具
コンセントがあるので持って行けば充電ができます。大事。
②タオル
お風呂に入れる時期はぜひ。私は速乾タイプで所謂スポーツタオルサイズのタオルを持ち歩いています。
③ダウンジャケット・ダウンパンツ
まだ朝晩が冷える時期なので、持って行ってよかったです。今回は暖かかったので、寝る時は着込みませんでしたが、小屋の中で過ごしている時に着用しました。
④歯ブラシ
水場が使えるので持って行くとよいでしょう。今回歯磨き粉としてオーラルピースを買ってみましたが、特に違和感なく使えてよかったです。
⑤インナーシュラフ
枕カバーやシーツはないので、気になる人は持参を推奨。
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