北アルプスの山小屋に泊まる【常念小屋】

2024年7月、北アルプスのパノラマ銀座を3泊4日で縦走した時に宿泊しました。

宿名:常念小屋
プラン:1泊2食(朝食・夕食)付き
予約方法:電話予約
料金:¥15,000

予約は1カ月前の同日開始。
2024年の営業期間は4/27~11/3予定(※積雪状況により変動)。冬期休業期間は避難小屋が使えるようです。

予約は1カ月前開始だったので、予約開始日に電話して、特に労せず予約できました。

立地

北アルプスの常念岳と横通岳の鞍部「常念乗越」にある山小屋です。一の沢から登るのが一般的なのかな。

【登山口からのアクセス】
・一の沢登山口から約4時間
・三股登山口から常念岳経由で約7時間

【山へのアクセス】
・常念岳へ約70分
・大天井岳へ約3時間
・蝶ヶ岳へ(常念岳経由)約6時間

【他の山小屋へのアクセス】
・大天荘へ約3時間
・大天井ヒュッテへ約3時間20分
・燕山荘へ約5時間半
・ヒュッテ西岳へ約5時間半
・蝶ヶ岳ヒュッテへ約5時間半

建物・設備

収容人数は186名らしいです。古いのかもしれませんが、全体的に綺麗な印象。床が結構つるつるで滑る。

玄関は広々

個室料金の設定はないですが、大小いろいろなサイズの部屋があるっぽい。

館内マップ
2Fと屋根裏の間

玄関入ってすぐのところに食堂があります。天気悪かったので、ここでずっと過ごしてました。食堂の奥にはデッキがあって、天気が良ければ槍ヶ岳方面の展望があるはず。

食堂
食堂の奥のデッキ。本当は槍ヶ岳方面が見えるはず。

本館の洗面所とトイレは食堂にありました。第一別館・第二別館にもあるみたい。
洗面所の水は飲料水で水はここで汲みました。歯磨きはOKですが、歯磨き粉の使用はNGと記載がありました。

綺麗なトイレ。男女別で場所が違い、隣に洗面台がありました。洗面台の蛇口からは飲用水がでます。

トイレ
洗面所。鏡あり。

玄関の隣に自炊スペースあり。屋外だけど屋根はついていて綺麗そう。

自炊スペース

寝床

今回は空きが結構あったようで、本来は共用の個室を2人で使わせてもらえました。布団セットは5組おいてあったけど、4名までで使いたいサイズ感かな。枕カバーは使い捨てを自分で持って行く形でした。

個室
個室の壁に貼ってあった注意事項

屋根裏を覗き見。広々してて一人ひとりのスペースは余裕ありそうに見えました。

屋根裏

食事

食事は食堂で。食事はとても美味しくて量も十分。北アルプスはレベル高いのでしょうか。

夕食
朝食

売店・喫茶

食堂ではランチ営業をやっていました。メニューによって提供時間は違うようです。所謂ランチとしては15時までかな。
11時に到着して暇だったので、食堂に居座って、ランチを食べ酒を飲み、だらだら雑誌を読んで過ごしていました。

メニュー
常念ピザ。サイズは普通。
売店メニュー①
売店メニュー②
グッズ販売もあり

サービス

飲料水は洗面所で自由に汲めます。お湯お茶もポットがおいてありました。充電は1回100円とのこと。
小屋の目の前にアンテナがあって、ドコモの電波はどこにいても快調でした。

食堂前にポット
玄関の充電コーナー

眺望

残念ながら天気がイマイチだったので、眺望は望めず。もちろん常念岳は綺麗に見えるし、街方面も槍方面も見えるはずではあります。ただし、稜線上ではなく鞍部なので、燕山荘と比べるとひらけてる感は足りないです。

街方面
槍だけかろうじて見えてる
常念岳

テント場

テント場は小屋のすぐ近くにあります。使用料は2000円らしい。

最後に

特に不満のない山小屋滞在でした。ご飯おいしいし、食堂や玄関横の談話スペースなどで長時間のんびりできて居心地◎。ドコモの電波がよいのはポイントが高い。
一方で、鞍部にあるので山頂アクセスや眺めという意味では物足りなく感じるかもしれません。これは比較対象の問題なんですけどね!

最後に持って行くといいかなと思うものを書いておきます。

①充電のための道具
有料(1時間100円)ですがコンセントがあるので持って行けば充電ができます。

②歯ブラシ
歯磨きはOKなので歯ブラシは持って行きましょう。

③ドライシャンプー、汗拭きシート系
風呂やシャワーはないので、身体や頭を拭くようなものはあるとよいと思います。今回初めてドライシャンプーを導入しましたが、気持ちすっきりするなと思いました。

④インナーシーツ
清潔感を気にする人は持って行きましょう。私は一応使うようにしています。

⑤粉末系飲料
お茶は飲み放題ですが、お湯が使いやすいのでスティックコーヒーとか好みの粉末系飲料を持って行くと幸せかも。

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