【登山1年生】日帰りで鳳凰三山に挑戦【青木鉱泉周回】

力試しに過去最大のハード山行に挑戦ということで、南アルプスの鳳凰三山に日帰りで行ってきました。

2024年8月3日(土)晴れ→曇り

05:06 青木鉱泉
06:30 南精進ヶ滝 小休止
07:35 白糸の滝
08:11 五色の滝 小休止
08:57 鳳凰小屋 休憩①
10:01 地蔵岳(鳳凰山) 休憩②
10:11 赤抜沢ノ頭
11:14 観音岳(鳳凰山) 休憩③
11:56 薬師岳(鳳凰山)
14:58 青木鉱泉

タイム9時間52分/距離15.3km/のぼり2,033m/くだり2,035m by YAMAP

この夏、南アルプスの山行としては、”日帰りの鳳凰三山”と”北沢峠泊の甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳”を狙っていました。6月下旬頃からタイミングが合えば行こうと思ってたのですが、なかなかいいタイミングに巡り合えず、先に甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳で南アルプスデビューをしてしまいました。

鳳凰三山は夜叉神峠からの登山が一般的なのかなと思いますが、今回は力試しの意味も込めて日帰りロングルートになる青木鉱泉から行きはドンドコ沢、帰りは中道の周回ルートに挑戦してきました。

夜中1時半に青木鉱泉の駐車場に到着。韮崎ICから向かいましたが、1時間ほど山道を走ることになるので結構運転はつらいです。駐車場手前から未舗装なので注意も必要。先着は10台弱いました。車で仮眠をして4時半頃には周囲は満車になっていました。あまり台数停められる感じではないです。駐車代金は800円/日で、下山後に支払えば大丈夫です。

5:06、青木鉱泉の外にあるトイレを済ませて、登山スタート。今回は長丁場なんで、最初からストックを使用します。

青木鉱泉。ベンチと自販機があります。

20分ほど堰堤目指して舗装路を歩き、堰堤を越えると緩やかな沢沿いの道にでます。暗い内にスタートしてもそんなに困ることはなさそう。

堰堤へ
堰堤を越えると沢沿いへ

沢沿いに出た後は、徐々に山道が険しくなっていきます。ルートはペンキがしっかりあって迷うことはないですね。

渡渉あり
ロープあり

6:30、ドンドコ沢三滝の1つ目の滝である南精進ヶ滝に到着。展望台的なちょっとしたスペースがあり、ここで休憩しながら滝を眺めました。

手前に標識とベンチあり
南精進ヶ滝

南精進ヶ滝を出発すると、次の白糸の滝までの間はかなりの急登が続いて、きつかったです。樹林帯をただひたすら

かなりきつい

7:35、ドンドコ沢三滝の2つ目、白糸の滝に到着。ここも展望台のようなちょっとしたスペースから滝が眺められるようになっています。距離感的にはちょっと遠いかな。

白糸の滝

白糸の滝の次は、鳳凰の滝というのもあるみたいなのですが、ルート上ではないんですよね。YAMAPでチェックしたところ道がイマイチよくわからず、道迷いが怖かったので行きませんでした。

看板
沢がとてもよい感じ

8:10、ドンドコ沢三滝の3つ目、五色の滝に到着。ここは今までの滝と違って展望台から眺めるというわけではなく、滝つぼまで行くことができるようになっていました。落差も水量もしっかりあってとっってもよかったです。スペースもあるので、滝の近くで休憩もできます。

五色の滝
滝つぼにかかる虹

五色の滝で滝は終わり。次は鳳凰小屋を目指して出発します。傾斜は少し緩やかになりますが、引き続き樹林帯を登っていきます。

樹林帯がつづく
地蔵岳のオベリスクが見えた

8:57、鳳凰小屋に到着。鳳凰小屋は建て替えのための工事中で営業はしていません。今年(2024年)の秋に再オープン予定ということですが、まだ基礎工事中に見えました。

工事中でも水場とトイレは使えるのと、テーブルとベンチが解放されていたので休憩はできました。ここは今回の重要給水ポイント。暑かったので非常に助かりました。これがほんとの南アルプス天然水ってやつですね(笑)

鳳凰小屋の水場
工事中

しっかり休憩して、地蔵岳に向かって出発。少し歩くとついに砂地になり、樹林帯とはさようなら。とても暑い日で、日差しを浴びながら、砂地を登るのは非常にきつかったです。

地蔵岳へ向かう
砂地スタート
なかなか辿り着かない

10:01、地蔵岳登頂。とにかくきつい登りでした。ここでかなり体力を持ってかれた気がします。オベリスクには近寄らずにぐったり休憩。広々とした砂地スペースがあり、照り付ける陽射しを無視できれば休憩場所には困りません。

山頂標識とオベリスク
小石仏
かっこいいね

10:18、すぐ隣の赤沢ノ頭に到着。途中の眺めはとにかく最高です。オベリスク振り返っても南アルプス側見ても素晴らしい景色。

南アルプス方面
かっこいいオベリスク

次は観音岳への稜線歩きなんですが、暑さにやられてしまったのかペースが上がらず、ちょこちょこ立ち止まりながら進みます。軽く頭痛もあるんだけど、暑さなのか高所なのか睡眠不足なのか、心当たりがありすぎて困る。

赤沢ノ頭の標識。観音岳方面へ
観音岳への道
とにかく暑い

11:14、へろへろになりながら観音岳登頂。観音岳は岩々しい山頂でした。ここで幸か不幸か雲がわいてきていて、曇り空に。眺望は失ったものの陽射しがなくなって涼しく。しっかり塩分・水分補給をして、10分ほど目を閉じて生き返りました。

うっすい山頂標識
歩いてきた道

ちょっと元気になって薬師岳に向かって出発。残念ながらだいぶ雲がわいてきてしまい、真っ白になってきました。道はなだらかで歩きやすい稜線なので、眺望あればすごく気持ちいい道なんじゃないかと思います。

雲の中
なだらかで歩きやすい道

11:56、最後のピーク、薬師岳登頂。すっかり雲の中です。山頂はすごく広々していて休憩しやすそうでした。ただ、ちょっと天気が心配になってきたので、早々に下山することにしました。

薬師岳の山頂標識
広々とした山頂

青木鉱泉に向かって中道コースを下山します。すぐに樹林帯に突入し、ただただひたすら下っていきます。休憩ポイントがあるわけでもないので、少しスペースがある場所で休憩を交えつつゴールを目指します。

御座石
森の中を下る
最後はなだらかに

14:24、登山口に到着。ここからは林道歩きになります。最後はショートカットポイントがあり、水量が問題なければ渡渉することで15分程度歩く時間を短縮できます。結構わかりやすくマーキングがあり、無事ショートカットはできました。

中道入口
渡渉ポイント

14:58、薬師岳から3時間ほどかけて下山完了。青木鉱泉に戻ってきました。

鳳凰三山は山頂や稜線歩きはとても楽しいものの、樹林帯区間が長くて、山頂近辺しか森林限界を超えない感じだったので結構マゾい山なのではないかと思いました。

ドンドコ沢ルートは滝がいいアクセントになって、よいルートだと思いました。全体的にはそんなに歩きやすいとは言い難く、ベンチみたいな休憩箇所はなく、滝の展望箇所とかで休む感じになります。そして南精進ヶ滝の先から白糸の滝の急登区間はなかなかきつい。ただ、五色の滝が特によかったので、満足でした。

中道ルートはただただ長くて、正直なところまた歩きたくはないかも。他ルートを検討したいですねぇ。

過去最高にバテバテな山行になりました。高山でもこんな暑くなるんですね。快晴に加えて、無風だったのが特にきつかった気がします。もしまた来るなら、6月下旬から7月頭にするか、9月以降かな。今回のタイムが10時間だったので一応暗くなる前に降りてこられそう。歩いている人達がみんなペースが速くて、いつもの登山と層の違いを感じました。まだ鍛え足りないってことですかね。。。

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